CSRの取り組み

持続可能な社会をめざす~東京ビッグサイトができること~

近年、ESGの重視、SDGsへの関わりなど、企業の社会的責任がより一層求められるようになりました。そこで弊社は本来の事業活動を中心に社会的責任を果たすことを基本理念とする「CSR基本方針」を策定しました。今後は、この方針に従って、ステークホルダーとの良好な関係を構築しながら、事業活動に取り組んでまいります。また、弊社は、SDGsとの関連性を明確化し、従業員の意識の醸成を図りながら、事業活動を通じて関連のあるSDGsの達成に貢献してまいります。

[株式会社東京ビッグサイト(経営理念 / CSR基本方針 / 事業活動)] [ステークホルダー(お客様 / 株主 / 取引先 / 業界団体 / 地域社会 / 行政機関 / 従業員)] [持続可能な社会への貢献 SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS]

CSR推進のイメージ

CSR基本方針

基本理念

私たち、株式会社東京ビッグサイトは、「産業振興と地域発展の一翼を担い、社会に貢献する」という経営理念のもと、展示会とビルを中心とした事業活動を通じて、良き企業市民として社会的な責任を果たしてまいります。

行動指針

当社はCSRを推進するにあたり、4つの行動指針を設定し、これらを主軸に据え、ステークホルダーと良好な関係を構築しながら、事業活動に取り組みます。

1. 「安全・安心・快適」な環境づくり

当社は、様々な利用者に配慮した施設・サービスの提供はもとより、大規模災害や感染症対策を始めとした危機管理体制を維持・強化し、安全・安心かつ快適な環境づくりを推進します。

課題 取組の方向性
感染症対策 施設・展示会等での感染症対策の徹底
大規模災害等の対策 大規模災害等に対する危機管理体制の確立
安全・安心な施設・サービス 誰もが安全・安心に利用できる施設・サービスの提供
CS(顧客満足度)向上 継続的なCS向上の取組
関連するSDGs 9.産業と技術革新の基盤を作ろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくり

2. 環境保全と持続可能な事業活動

当社は、施設運営、展示会運営等の事業を進める上で、環境保全や持続可能性に配慮した取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。

課題 取組の方向性
環境保全 環境保全への取組
持続可能性 持続可能な施設運営・展示会等の開催促進
廃棄物管理 廃棄物の適正管理・削減
再生可能エネルギー 再生可能エネルギーの利用促進
緑化の維持・促進 施設内緑化の維持・促進
環境負荷低減 環境負荷データの取得・分析・活用
CSR調達 調達時のCSR配慮(人権、環境等)
温室効果ガス排出総量削減 温室効果ガス総量削減義務の達成
自然共生社会への貢献 自然共生社会への貢献
関連するSDGs 6.安全な水とトイレを世界中に 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに 9.産業と技術革新の基盤をつくろう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任 つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 17.パートナーシップで目標を達成しよう

3. 地域社会の発展への貢献

当社は、各種事業活動を通じて地域の賑わいを創出するとともに、近隣事業者等と連携し地域の魅力向上を図ることによって、臨海地域の価値向上・更なる発展に貢献します。

課題 取組の方向性
コミュニケーション 近隣事業者等との連携
地域開発への貢献 地域で連携したMICE誘致の方策構築
地域振興 地域の賑わい創出、来街者の回遊性向上
慈善活動 社会貢献活動の実施
関連するSDGs 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任 つかう責任 17.パートナーシップで目標を達成しよう

4. 健全で強固な組織体制

当社は、高い倫理観と危機意識を持ちながら経営に取り組むとともに、人材を尊重し、個々の能力を十分に発揮できる環境を整備することで、より健全で強固かつ弾力的な組織体制の構築を目指します。

課題 取組の方向性
ガバナンス ガバナンス体制の維持
リスクマネジメント リスクマネジメント体制の維持・強化
情報セキュリティ 情報セキュリティの徹底(個人情報保護を含む)
情報公開 情報公開を通じた経営の透明性の確保
ダイバーシティ 様々な職員が働きやすく、活躍できる環境づくり
コンプライアンス コンプライアンスの遵守
情報発信 国内外への情報発信強化
労働安全衛生・メンタルヘルス 安全で健康な職場環境の維持
ワークライフバランス ワークライフバランスの推進
人材育成 人材の育成と活用
関連するSDGs 5.ジェンダー平等を実現しよう 8.働きがいも経済成長も 9.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう

取り組み事例

1. 「安全・安心・快適」な環境づくり

大規模災害等に対する危機管理

大規模災害等に対する危機管理体制の確立

お客さまの安全を確保するために、施設内での事件・事故・災害などの危機発生時に、被害状況の早期把握・復旧および支援体制の早期構築など、危機管理体制を整備しています。
また、地震や火災を想定した様々な防災訓練等の取り組みを定期的に行っています。

災害時の一時滞在施設としての役割

東京ビッグサイトと自社が管理所有する3つのビルは、東京都との協定に基づき、災害時における帰宅困難者等の一時滞在施設に指定されています。施設には3日分の飲料水や食料、簡易トイレ、発電機等を備蓄し、災害発生時の備えを行っています。

「災害に強いまち」臨海副都心

東京ビッグサイトが位置する臨海副都心は、「災害に強いまち」をまちづくりのコンセプトとして開発されています。そのため、電柱を立てず、上下水道、電気、ガス、情報通信などのライフラインは、共同溝に収容され、安全な供給が確保されています。
また、隣接する東京臨海広域防災公園は、首都直下地震等の大規模な災害発生時に、被災情報のとりまとめや災害応急対策の調整を行う防災拠点施設として整備されています。

安全・安心な施設・サービスの提供

安全・安心な環境整備

東京ビッグサイトでは、無料Wi-Fiやバリアフリートイレ、祈祷室、ベビーケアルームの設置、車いすの貸出など、あらゆる利用者の利便性向上を目指した環境の整備を進めています。
また、展示会が安全・安心にリアル開催されている状況をWebサイト・SNSにて発信しています。

継続的な応急救護訓練

当社では、全従業員を対象に、応急救護の知識と技術を身に着けるために継続的に普通救命講習を実施し、心肺蘇生、異物除去、止血法、AEDの取扱いなどについて学んでいます。この取り組みについては、継続的な努力を評価され、2021年9月に東京消防庁より感謝状をいただきました。

ユニバーサルマナーの推進

高齢者や障害者へのお声がけ方法などのマニュアルの作成や研修の実施などを通じて、当社従業員及び施設関係者全体のユニバーサルマナーの知識と意識の向上を推進しています。今後も、多様なお客様の視点に立ったコミュニケーションを目指していきます。

施設・展示会等での感染症対策の徹底

政府や東京都、業界団体の方針に基づき、施設管理者として徹底した衛生管理を実施いたしました。
また、施設利用者に対し、適切な情報発信を実施し、当施設利用における情報を周知することで、安全・安心な会場を提供いたしました。

CS(顧客満足度)の向上

あなたの声が「東京ビッグサイト」の未来をつくる!

継続的なCS向上の取組

東京ビッグサイトの利用者や各ビルのテナント向けに、定期的なCS調査を実施し、調査結果に基づく改善策を順次実施しています。
また、ビル事業部では、テナント向けのメルマガの発行や参加型の企画を通じて、テナントの満足度向上とともにコミュニケーション強化に取り組んでいます。

CS調査に基づく改善事例

無料Wi-Fiサービス

利用者サービスの向上のため、全展示ホール及び会議棟の全域で利用可能な無料Wi-Fiサービスを2021年4月より順次提供を開始しました。

南展示棟ホールサイン増設

来場者への視認性向上のため、ホール入り口サインを2021年3月に増設しました。

before after

テナント従業員向け昼食スベースの新設

TFTビル内のランチタイムの混雑緩和のために、ビル2階のレストラン街にテナント従業員専用のスペースを設置し、お弁当販売も充実させました。

宅配ロッカーの設置

TFTビルでは利便性向上のため、敷地内に宅配ロッカーを設置しました。宅配ロッカーは、非対面かつ受け取る側のタイミングで確実に荷物を受け取れる点が好まれています。

西展示棟1階におけるローカル5G環境整備について

西展示棟1階にローカル5G通信環境を整備し、2023年10月より主催者及び出展者の皆様へ通信回線サービスの一環としてローカル5G端末の貸出サービスを開始しました。

AI翻訳機 貸出しサービス開始

東京ビッグサイトではお客様利便性向上のため、館内でのAI翻訳機貸出サービスを開始しました。

2. 環境保全と持続可能な事業活動

環境保全

地域熱供給システムの利用

東京ビッグサイトで使用する冷温水は、臨海副都心エリアに張り巡らされている共同溝を通じて有明南プラントから供給されています。プラントでは、地域の清掃工場から発生する排熱蒸気を取り入れ地球温暖化防止やCO₂削減、省エネも進めています。

環境対策会議の実施

東京ビッグサイトは、大規模事業所として、東京都と共同で東京都環境局に「温暖化対策計画書」を提出しています。また、地球温暖化の対策推進体制のもと、環境対策会議を年3回実施し、事業におけるCO₂排出総量を確認しています。

「ゼロエミッション東京」への協力

2020年9月には、東京都が目指す「ゼロエミッション東京」実現に協力し、東京都キャップ&トレード制度の対象事業所において創出されたCO₂削減クレジット59,274トンを提供しました。

脱プラスティックの取組み

東京ビッグサイトは、館内のレストラン・ショップの協力のもとプラスティックストロー廃止キャンペーンを2021年より実施し、これまでのプラスティック製ストローから紙や生物分解性ストローへの変更やストロー不要の飲み物提供を推進しています。

ペーパーレス化の推進

ペーパーレスによる打合せやFAXの使用削減等により、ペーパーレス化を推進しています。また、主催する展示会においてもマニュアル等印刷物のPDF化の検討を進めています。
また、業務効率化を目的とし社内申請手続きの電子化を導入することで、ペーパーレス化を推進しています。

自然共生社会への貢献

水辺の景観や親水公園が魅力の臨海エリアに位置する東京ビッグサイトでは、地上、壁面、屋上を含む、約4万㎡の緑地を管理しています。施設の前景となる庭園は、近隣の親水公園と連続した景観作りに配慮されて設計され、メジロやツバメなどの野鳥の移動の中継地としての役割も果たしています。
今後も来訪者や就業者のための快適な空間づくりと有明地区の自然保全を目指して、庭園の適切な管理をしていきます。

CO₂削減の取組み

LED化の推進

東京ビッグサイトでは展示ホール照明のLED化を進めており、消費電力の削減を図るとともにCO₂排出量の削減に取り組んでいます。

ZEVの普及の促進(東京都協力事業)

会議棟地下駐車場にはEV充電器を設置し、ZEV(ゼロエミッション・ビークル)の普及を促進しています。(充電器5台 高速充電器1台)また、社用車としてもZEVを導入しています。

臨海副都心における脱炭素化

太陽熱利用

東京ビッグサイトでは、会議棟の屋上に設置した集熱器で太陽の熱エネルギーを集め、館内レストランの厨房の給湯などの「熱」として利用しています。再生可能エネルギーである太陽熱を効率よく活用し、CO₂の削減を図っています。

緑化の維持・推進

都市景観の向上、大気浄化、建物の断熱性の向上、ヒートアイランド現象の緩和を目的に、壁面や屋上の緑化を実施しています。

コミュニティサイクル利用の促進

江東区のシェアサイクルのポートを庭園エリアに設置し、CO₂を排出しない環境にやさしい移動手段として地域の人々や来場者の皆様にご利用いただいています。また、従業員の移動手段としても活用しています。

臨海副都心における脱炭素化検討委員会への参画

臨海副都心における脱炭素化に係る取組みの加速化を図るため、令和5年9月に東京臨海副都心まちづくり協議会と東京都港湾局が共同で立ち上げた特別プロジェクト「臨海副都心の脱炭素化検討委員会」が発足しました。東京ビッグサイトは、地域の事業者の皆様と共に地域の脱炭素化に向けた「ビジョン」策定に参画し地域の脱炭素化の推進に努めてまいります。

2024年フォーミュラE世界選手権大会を通じたZEV普及拡大に協力

2024年3月30日に東京ビッグサイト周辺でフォーミュラE世界選手権大会が開催されました。フォーミュラEはエンジン音や排気ガスがない電気自動車の市街地レースとして、世界の主要都市で開催されており、今回初めて東京で開催されました。東京ビッグサイトは、東京都と連携して、CO2を排出しないZEV(ゼロ エミッションビークル)の普及拡大に協力するとともに、大会開催地として臨海エリアの魅力を世界に発信しました。

「山梨県産グリーン水素の利用開始について」(東京都協力事業)

東京ビッグサイトは東京都協力事業の一環として、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向けた取組のため、山梨県産グリーン水素利用の都有施設の第1号として敷地内に燃料電池を設置し、施設内の電気の一部として使用いたします。

廃棄物の削減・資源の有効活用

再資源化の促進

東京ビッグサイトは、展示会開催時に発生する廃棄物の減量化、再資源化等の促進に取り組んでいます。また、適切な廃棄物処理の監督を行い不当投棄等の違法行為を未然に防止しています。

生ゴミの飼料化の促進

東京ビッグサイト館内のレストランから排出された食品廃棄物(調理残さ、食べ残し、売れ残り)は、加工を施すことで、養鶏・養豚用の飼料の原料になります。また、飼料の製造過程で発生するメタンガスは、バイオガス発電に利用されています。

雨水の利用

東京ビッグサイトでは、東展示棟ガレリア・南展示棟の屋根に降った雨水を貯留槽に貯留し、ろ過・滅菌処理した後、展示ホール等の水洗トイレの洗浄水の一部として活用しています。

ボトルディスペンサー式水飲栓の設置(2022年~東京都協力事業)

環境に優しいライフスタイルを推進するため、西展示棟アトリウムに無料で給水が可能なボトルディスペンサー式の水飲栓を設置し、ペットボトル削減に貢献しています。

廃棄予定の花でクリスマス装飾

TFTビルでは、 2021年から廃棄予定であった花を再活用したサステナブルなクリスマス装飾の設置を行っています。テナント従業員の皆様に、花を実際に装飾物に挿していただき、展示最終日には花を持ち帰っていただくなど、イベントを通じて楽しみながらSDGsのアクションに参加していただいています。

再生可能エネルギーの利用促進

太陽光パネルの設置

南展示棟の屋上に825㎾/時間の太陽光発電設備を設置し、年間で約80万~90万kWhの電力を発電しています。

  • 全国の一般家庭の年間消費電力の4,258kWhを基準とした場合、一般家庭の約200世帯分の発電量に相当。
  • 南展示棟内の高天井照明の使用平均値28.6kW/時間を基準とした場合、約28ホール分の発電量に相当。

振動発電の導入(2020~2022年 東京都協力事業)

東京ビッグサイトのエントランスに、歩行者が移動の際に床へ与える振動を利用した発電設備を設置し、再生可能エネルギーの利用促進に協力しました。

舗装型太陽光パネルの導入(2020~2022年 東京都協力事業)

東京ビッグサイトの敷地内の舗装路面に太陽光パネルを設置し、昼間に発電した電気を蓄電し、夜間の点灯表示に利用することで再生可能エネルギーの利用促進に協力しました。

3. 地域社会の発展への貢献

近隣事業者等との連携

東京臨海副都心まちづくり協議会への参加

当社は、東京臨海副都心まちづくり協議会に参加し、会議や合同災害訓練、イベント等を通して近隣事業者との連携を強めています。また、同協議会の活動として社会運動への支援および賛同のメッセージを目的としたアウェアネスカラーライトアップを行っています。

「パラスポーツ体験会」企画運営に参画(2022年10月)

東京臨海副都心まちづくり協議会の環境プロジェクトチームの活動として、「パラスポーツ体験会」の企画運営に参画しました。当社従業員でありパラアスリートである三浦選手、パラスポーツ関連団体および地域事業者の皆様の協力のもと、様々なパラスポーツ体験ができるイベントを実施しました。

「CLUB ARIAKE」の活動

有明南エリアの事業者の皆様とともに2014年に有明エリアマネジメント連絡会を発足しました。
2019年1月から有明南地区の就業者や学生に向けたイベント開催及び有明の魅力を高める情報発信のために「CLUB ARIAKE」を立ち上げ、有明地区への愛着を深めてもらうための取り組みを実施しています。

  • 現在は、活動を休止しています。

地域の賑わい創出

東京国際プロジェクションマッピングアワード(2016年~)

東京ビッグサイトは、若手空間映像クリエーターの発掘と有明地域の賑わい創出を目的として本アワードに協賛しています。毎年11月に東京ビッグサイトの会議棟壁面を活用して上映・審査会を開催しています。これまでに延べ120チームが参加し、受賞作品については定期上映を行い、地域の賑わい創出に貢献しています。

地域イベントでのプロジェクションマッピング上映協力(2022年~)

臨海副都心の地域イベントである「Tokyo.Tokyo Delicious Museum 春の食フェスティバル(2022年4月開催)」と「ARTBAY TOKYOアートフェスティバル(毎年9月開催)」において、プロジェクションマッピングを実施し、有明の賑わい創出に貢献しました。

近隣学校・自治体との連携による地域活性化

有明GYM-EX開業記念式典では近隣の小中学校のマーチングバンドの演奏を行って頂きました。今後も当施設では近隣住民の皆様と連携し、地域に根付いた施設として運営を行ってまいります。また、当施設では近隣小中学生の施設見学の受け入れをおこなっており、普段見ることのできない展示会場内の裏側や施設の工夫など当社の取り組みを楽しく学んでいただいております。

アーティスト GAKU氏
東京ビッグサイト北コンコースにて

SDGsアート展の開催(2022年9月~10月)

「ARTBAY TOKYOアートフェスティバル」の連携企画として「自閉症アーティスト GAKU作品展」を開催しました。
「誰一人取り残さない」というSDGsの考え方をテーマに据え、多様な人々が訪れる場所である東京ビッグサイトから「互いの多様性を認め合い、受け入れ合うことの大切さ」をアート展示を通じて発信しました。

ACTIVE KIDS FESTAへの運営協力(2014~2019年)

2~5歳を対象としたランニングバイクの大(ARIAKE KIDS CUP)を中心としたイベント「ACTIVE KIDS FESTA」の運営協力を行い、有明の賑わい創出に貢献しました。

STAND UP SUMMIT(2014~2019年)

東日本大震災に対する意識の風化防止と次世代の育成を目的に、東京都とNPO法人次代の創造工房と共催のもと復興支援イベントSTAND UP SUMMITを開催しました。東北・東京・海外の学生延べ1500名が集まり、復興について共に考えました。

4. 健全で強固な組織体制

ガバナンス体制の維持

当社は、コーポレート・ガバナンスを強化するとともに、経営の透明性向上とコンプライアンスの徹底およびリスクマネジメントの推進などを通じて企業価値向上に取り組み、善き企業市民としてステークホルダーの皆さまとの信頼関係の構築に努めてまいります。

コンプライアンスの遵守

内部統制基本方針に基づき、コンプライアンス委員会を設置し、会計・財務や服務を対象とした内部監査を実施しています。また、全従業員に対し、コンプライアンスに関する研修を定期的に実施し、コンプライアンス遵守に取り組んでいます。

リスクマネジメント体制の強化

リスクマネジメント委員会を設置し、リスク対応計画の策定や計画等に基づく訓練等を通じ、会社を取り巻く環境の変化に対応したリスク管理に取り組んでいます。

情報システムのセキュリティ対策の推進

東京2020大会を契機として、Webサイトのセキュリティ対策と保守体制の刷新など、全社的な情報セキュリティ対策に取り組んでいます。
また、従業員の啓発、教育として、情報セキュリティ研修、標的型攻撃メール訓練を毎年定期的に行い、情報漏洩防止に努めております。

労働安全衛生・メンタルヘルス

健康経営の実現に向けて全国健康保険協会が行う「健康企業宣言」に取り組んでいます。健康増進を目的とした各種情報の提供や職場環境の整備などの健康づくりの取組を通じ、従業員の健康確保及び満足度向上の実現、ひいては生産性の向上や組織の活性化に繋げていきます。

ワークライフバランスの推進

従業員が自身の意欲と能力を存分に発揮しながら働き続けることのできる環境整備を多方面から推進していきます。時差勤務など柔軟な勤務制度の他、育児・介護関連制度の充実など、多様なライフスタイルに対応することで、従業員一人一人がより一層安心して働くことができる職場づくりに積極的に取り組んでいます。

人材の育成

東京ビッグサイトでは、社会情勢や事業環境が変化する中においても、事業を持続的に成長させ、経営理念の実現と社会的責任を果たすことができる組織の確立に向けて、長期的な視点での人材育成や能力開発を推進しています。