2025/01/01

2025年 年頭のご挨拶

代表取締役社長 前田信弘

新年明けましておめでとうございます。
2025年の年頭にあたりまして、謹んでご挨拶申し上げます。
東京ビッグサイトをご利用の主催者、展示会関係企業および来場者の皆様、また、各ビルをご利用のテナントの皆様には、日頃より弊社事業運営に格別のご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。

 昨年は、訪日外国人客数が過去最速で3千万人を超え、2019年を上回るペースでインバウンド需要が急速に回復をみせるなど、インバウンドが日本経済をけん引する年となりました。
 MICE産業においては、コロナ禍を経て人々の行動様式が変わり、リモート会議やオンライン・ハイブリッド形式のイベントが継続される一方で、現物を展示して人々が直接交流する展示会が数多く開催され、再び多くの参加者で賑わいをみせるなど、対面で集まる意義や価値が再評価される一年となりました。

 東京ビッグサイトでは、老朽化が進行している設備の更新や機能向上を図るために、2023年12月から施設の部分休館を伴う大規模改修工事を計画的に進めており、関係者の皆様のご理解とご協力をいただきつつ、昨年も多くの主催者様の催事にご利用いただきました。
 また、一昨年開業した有明展示場(有明GYM-EX)においても、企業行事や夏休みイベントなど様々な催事にご利用いただきました。
 弊社の主催事業では、10月に危機管理に関する最新情報や製品を一堂に集めた「危機管理産業展(RISCON)2024」の開催に加えて、一般社団法人日本航空宇宙工業会との共催のもと、日本最大級の航空・宇宙の総合展示会である「2024国際航空宇宙展(JA2024)」を8年振りに開催しました。
 また、11月には、ものづくりの総合見本市であり、かつ最先端の技術・製品が集まる「日本国際工作機械見本市(JIMTOF2024)」を過去最大規模で開催し、約13万人の方々にご来場いただきました。
 さらに、12月には東京商工会議所との共催により、独自の技術や目新しい製品やサービスを持つ中小企業が一堂に会する「第3回東京ビジネスチャンスEXPO」を開催しました。

 弊社が所有し、管理運営を行っているTFTビル、有明パークビル及びタイム24ビルは、多くのお客様にご利用いただいている中、CS調査で得られたテナントの皆様のニーズに応えるサービスの提供を進めるとともに、安全安心なビル管理に努めております。
 また、地域の賑わい創出の取組として、11月には、「東京国際プロジェクションマッピングアワード」を会議棟前広場にて開催いたしました。クリエーターをめざす学生チーム22組の作品上映会を実施、約1万3千人の皆様に直接観覧していただきました。
 その他、10月の「ARTBAYTOKYOアートフェスティバル2024」など臨海エリアのイベントと連携し、地域の事業者とともに賑わい創出に取り組みました。
 
 弊社は、本年も、会場管理・運営事業及び展示会主催・運営事業を通じ、経済の活性化や展示会産業の振興に引き続き寄与してまいります。
 
 東京ビッグサイトでは、本年の1月から6月にかけて西展示棟を、また7月からは東展示棟(1~3ホール)の部分休館を予定しており、主催者様など多くの関係者の皆様のご理解とご協力をいただきながら、安全・快適に過ごせる施設を目指すとともに、10月の「危機管理産業展(RISCON)2025」の開催をはじめ、弊社が主催する催事の発展に努めていきます。

 ビル事業においても、各ビルの大規模修繕工事を計画的に進めるとともに、引き続き、利用者の皆様に喜んでいただけるようなサービスや出会いの場を提供できるよう努めていきます。
 今後も時代の変化に迅速に対応し、利用者ニーズを捉えたサービスの充実に努め、臨海副都心のMICE拠点として魅力発信に取り組んでまいります。

 最後になりましたが、本年が皆様にとりまして実り多き一年となりますよう心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。